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ハートロッジ メンタルクリニック

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2016年 09月 13日

秋休み

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すっかりご無沙汰しております。
ほとんど更新出来ないでいましたが、何とかボチボチと暑い夏を乗り切った感じがするハートロッジです。
それにしても今年は台風が多かったですね。
何とか無事に大通公園のオータムフェストも始まったようで、好天にも恵まれ賑わっているようですよ。
時々クリニックに通院されている方からも美味しそうなお話を聞けて、思わずお腹がグーッと鳴ったりしてしまいます(笑)。

クリニックが開院した時から待合室に「ku:nel」というまったりとした雑誌を置いていたのですが、
表紙と共にすっかり内容が変わってしまったので、新しく「つるとはな」という雑誌を置くことにしました。
出版社は変わりましたが、以前の「ku:nel」の方たちが編集されているので、内容は同じくホッとしたもになっているようです。

何だか毎回こちらを更新する時は、すっかりクリニックのお休みのお知らせになってしまっているようで、申し訳なく思っています。
そんな訳でクリニックの秋のお休みのお知らせです。

平成28年10月19日(水曜日)から平成28年10月21日(金曜日)の3日間、クリニックが休診となりますので、宜しくお願いいたします。

秋の夜長、少しずつ日が短くなってきましたが、皆様風邪などを引かれませんよう気をつけて下さいね。

さて秋の夜長に、バッハなどはいかがでしょうか(笑)。



# by heartlodge | 2016-09-13 21:52
2016年 04月 27日

GWのお休み

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GWを前にして札幌の街もなんだか春らしくなり、大通公園の桜並木にも薄っすらとピンク色をしたサクラの花がちらほらと咲き始めたようですね。
きっと今年のGWがスタートする頃には、見ごろを迎えるに違いありません。
たまにはお弁当と温かいコーヒーをを持ってのんびりとお花見に出かけるというのもいいかもしれませんね。
クリニックの中にいるとポカポカと春の日差しで暖かいのですが、ビルの外にでるとまだまだ春の風は冷たいようです。
どうか風邪など引かれませんように。

さてGWの5月2日月曜日ですが、クリニックの診察をお休みさせていただこうと思います。
突然のお知らせで申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。




# by heartlodge | 2016-04-27 22:18
2016年 01月 27日

クリニック、診療よろず話

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今日の写真は、ハートロッジが最近気に入っている画像から。
やっぱりEGOよりもECOの方が良いですね。出来れば、こういうスタンスでありたいものです(笑)。

気がつくと、暦はすでに1月も終わり。
今年はサッポロの街も雪が少ない気がしますが、そろそろ毎年恒例の雪祭りのシーズンです。
きっと今年も沢山の観光客の方がサッポロの街に来られるのでしょうね。どうか風邪など引かれませんように。

1月といいますと、気がつかないうちにハートロッジもいつの間にか6年目に入ってしましました。
本当に月日が経つというのは早いものですね。
さすがにハートロッジもクリニックが始まってから5年も経つのですから、どうりで体力が落ちるわけです。
まあこれからも無理をせず、のんびりといこうと思っています。

さて今回は、お題にもありますように、ハートロッジのセンセイが北海道精神神経学会会報第47号(2014年2月)に寄せた文章からです。
ちょっと長めの文章なので、お時間があります時にでも、是非(笑)。


クリニック、診療よろず話
                           
                                    ハートロッジメンタルクリニック  尹 徳史

特に熱いサッカーファンというわけではないのですが、深夜にたまたまテレビのスイッチを入れてプレミアリーグの試合なんかをやっていたりすると、ハーフタイムで観るのをやめればいいのですがあまりにも攻守の切り替えが早く、ついついタイミングを逃して試合の最後まで観てしまい、翌日は当然の如く寝不足気味で、またやってしまったと深く反省することがたびたびあります。それはそうと、サッカーの試合ではハーフタイムに解説者の方がボール支配率という言葉をよく使ったりしますよね。ボール支配率、つまりそれぞれのチームが試合中にどれぐらいの割合でボールをキープしているかということでしょうか。
この前、そんな深夜にやっているサッカーの試合をテレビで観ながらボール支配率に関連しているかどうかわかりませんが、ふと思ったことがありました。それは診察時間中の医師と患者さんの会話の支配率、つまりそれぞれどちらがたくさん診察時間中に話をしているかということです。
7対3、8対2、それとも6対4、さてどちらが多い方でしょうか?もちろん多い方が患者さんだと思いたところですけれどもね。
そういえば今から20年以上前の当時は私がまだまだ駆け出しの研修医の頃、大学の精神病理グループで研究されていた先輩医師が、診察室からもれてくる声のどちらが多いかで、その医師のおおよその診療のスタイルがわかるんだよねと、ボソリと話されていたのを思い出しました。なるほど今思い返しても、なかなかうなずけるお話だと思います。さて、私の診療の場合はいったいどれぐらいの割合なのでしょうかね?それに関しては、ご想像にお任せしようかと思いますが、出来れば患者さんの話す割合が多いと嬉しいところです。

そもそも病院に勤務している時は自分自身がクリニックを開くことになるなんて、まったく想像すらしていなかったのですが、どういうわけか、何の準備や計画もないまま、バタバタとした慌しくって余裕のない時間を過ごしつつもクリニックをスタートすることになり、なんだかあっという間に時間だけが過ぎていって、ふと気付くともう直ぐ3年という月日が経とうとしています。確かに自分でクリニックを開くなんて、なにしろこのようにものぐさな性格なものですからまったく想定外のことでして、それでもやっぱりいざクリニックを開くことが決まると、時間がないといいつつも私なりにいろいろと考えをめぐらせました。これまで勤務した地方の総合病院の精神科や大学病院、それにときわ病院での外来では、当時は最近のような電子カルテも導入されていませんでしたから、その日の診察が始まると診察室の机の片隅には患者さんのカルテが山のように積み上げられていきます。そんなカルテの山が時々診察中にバランスを崩してバサ、バサッと床に落ちたりなんかすると、なんだかとっても診察を急がされているような無言のプレッシャーに感じたでしょうか。そういえば当事の大学病院の外来はすでに予約制でしたが、他の医師から引き継いだ外来も1時間に患者さん6人の予約枠でしたから、私の診療スタイルでは予定通りの時間で診療が進むのは到底無理な話で、おのずとサッカーの試合ではありませんが診察時間は延長戦に突入ということになったりしました。そんな気力も集中力も落ちた午後の診察では、当然医師は空腹で早口になりどこかカリカリしていますし、待たされた患者さんはイライラでいつもよりも表情が硬くなられていたでしょうか。そんな経験を踏まえて、クリニックを開く際には、自分が患者なら受診したいなぁと思えるようなクリニックしたいと考えました。患者さんの視点に立ったクリニックという考え方もありますが、患者さんにも様々な方がおられますので、これはちょっと方向性を決めるのが難しい話ですね。ですので、私自身がゆとりを持った診療が出来ること、診察中や診察を待っている間も居心地の良い空間が提供できることを考えました。どういう空間が居心地良いと感じるかも人それぞれですから、クリニックに一番長く居る私自身が一番居心地良いと感じられるのが最終的に行き着いた結論でした。それでも時折患者さんになったつもりで誰も居ない待合室のソファに腰掛けたり、診察室の患者さんが座るソファに腰掛けてみたりするようにしています。

お待たせして、申し訳ありません。お時間は大丈夫ですか? おそらくこれが私の診察で一番多い最初のフレーズなのでしょう。もちろん患者さんの表情や仕草・動作を観察しつつではありますが・・・。患者さんを診察室に招き入れる前には、これまでのカルテの内容には時間が押していても目を通すようにしています。私のクリニックのカルテは紙カルテですが、そんなカルテには病状や処方内容・変更などだけではなく、患者さんの趣味や最近始めたこと、興味のあること、旅行の予定、飼っている動物の名前などもメモ書きにように書かれていて、そんな話題が意外と診察の際の潤滑油や本題に入る前の準備運動のようになっているのではと思っています。私が患者なら、目の前の医師にそういえば最近釣りの方はどうですかと聞かれたら、やっぱり親近感を覚えてしまいますからね。どうも診察時のストレスの少ない話題から、患者さんの状態の変化を含めて意外といろんな事が読み取れるような気がしています。
おそらく患者さんはいっぱい、いっぱいの状況・精神状態で診察を受けに来られていますから、ゆっくりと話を聞いてもらえて、共感したり整理してもらえるだけで、ほんの少しは気持ちにゆとりが出来るのかもしれません。水をたっぷりと含んだスポンジは、やはり含んだ水を少し絞り出さないと、新たに水を吸うことは出来ませんからね。これだけでなく、診察時には分かりやすいようによく例え話をするようにしています。そでもやっぱり最初は緊張感がとても強いでしょうから、こちらからのアドバイスやメッセージが10のうち1つか2つでも相手に残ればよいなと思っています。そして何かしら不足している部分を補うつもりで、診察の終わりの際には製薬会社が作ってくれたパンフレットを手渡して後からゆっくりと時間をかけて目を通してもらうことや、時には手書きの注意事項のメモ書きを手渡すこともあります。患者さんに今回診察を受けて記憶や印象に残ったことを診察の最後にもう一度言葉にしてもらうこともあるのですが、意外とそれほど記憶や印象に残っていないことも多かったりするもので。
何しろ私はものぐさだけでなくせっかちな性格ですから、診察時は患者さんの表情をうかがいながらなるべくゆっくりと話すように心掛けています。それでもついつい余裕がなくなると先走ったり話すスピードが速くなりがちなので、この前のことですが釣り場に向かう車中で、NHKのラジオ深夜便という番組があるのですが、話すスピードの練習がてらアナウンサーに続いて話してみるとこれって意外と難しかったりします。きっと知らない人が車の外から見たら不気味な光景なのでしょうけれど。

クリニックに限らず診療を続けていて思うことは、~~ぐらいは、~~でなきゃダメ、~~出来て当たり前、~~ぐらいは、ちゃんと出来ていないと、と話される患者さんがとても多いことです。とにかく自分自身を褒めることや認めることが下手で、おまけにほどほどが大の苦手です。それに~~しないといけないという義務感も強く、自己肯定感がとても希薄な印象です。断ることも苦手でしょうか。いつだって自分自身を上から目線で評価していて減点法ばかり、ものごとの判断は白か黒、出来たか出来なかったかの両極端でほどほどや中庸、中途半端が苦手というか許せない。そんな訳ですから上手な手抜きや息抜きも苦手だったりする患者さんが多いようですね。他人だけでなくもう少し自分自身にも寛容になることが出来れば、バランスも上手く取れるのではないかと思ってしまいます。
私自身、支持的精神療法というのは信頼関係に基づいたコーチングのようなものかなと思っています。つまり患者さんが安心して語ることが出来、こちらはそこから患者さん自身が気付いていない良いところを探して、出来ていることを指摘し褒めることです。もちろん問題点も指摘しますが、ここをこうするとさらに良くなるのではというアドバイスの方がより重要のように思っています。でも、患者さんに余裕やゆとりがなく、さらに内的なエネルギーが不足している状態ですと、なかなかアドバイスも届いたり定着したりしませんし、何かを始めることも出来ませんから、まずはとにかくエネルギーを溜めることから始めないといけないのかもしれませんね。こんな折には、電池切れの携帯電話の充電の例え話をしたりもします。おそらく診療をする治療者側にも余裕やゆとり、内的なエネルギーが必要なのでしょう。ある意味気持ちの切り替えやバランス感覚とも言えなくはありません。

それにしても、複数の医師やコメディカルの方がいる病院やクリニックとは違って、診療そのものにたずさわれる人間がひとりというのは、どうも独りよがりになりやすいのかもしれませんね。そんな私も、内省しなければならないことが多々あるのでしょうが、今回はどうか寛容なお気持ちでお読みいただければ幸いです。そんな訳で週末の私は、気持ちの切り替えといいますかエネルギーの補充のために釣り場へと足を運ぼうと思っています。

                                           北海道神経精神学会会報 第47号より






# by heartlodge | 2016-01-27 23:33
2015年 12月 01日

年末年始のお休み

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11月末なのにめずらしくサッポロの街にも大雪が降り、ザクザクの雪道にすっかり参ってしまったハートロッジです。
それにしてもシャーベット状の雪道って本当に歩きにくいですよね。

今年のカレンダーもとうとう最後の一枚となり、今日からいよいよ12月です。
まだクリスマスまでには3週間以上もありますが、きっと今年もサンタさんからのクリスマスプレゼントは・・・、ないと思います(笑)。
でも先日クリニックに通われている方から作業所で作ったというかわいい飾り物をいただきました。
牛乳パックをほぐした紙粘土で作られたんだそうです。
かわいいのでしばらくは受付のカウンターに飾っておこうと思います。

さてちょっと早いのですが、今年の年末年始のクリニックのお休みのお知らせです。

平成27年12月30日(水)から平成28年1月3日(日)までがお休みになります。
平成27年12月29日(火)は夕方5時までの診察になりますので、宜しくお願いいたします。




# by heartlodge | 2015-12-01 22:16
2015年 10月 04日

クリニックの秋休みと"must" & "have to" シンドローム

クリニックの秋休みと\"must\" & \"have to\" シンドローム_e0224569_16151985.jpg



少しずつ秋の気配を感じるようになりました。
大通公園のオータムフェストは、なかなか賑わっていたようですが、結局仕事帰りにフラっとも立ち寄れなかったハートロッジでした。
気温も少し下がり始めて、シャツやブラウスの上にセーターやカーディガンなど暖かい服を羽織りたくなってしまいますね。
クリニックに通われている方たちからは、もうストーブをつけましたというお話もちらほら。
皆さん、これからますます寒くなると思いますから、どうか風邪など引かれませんように。

まずは大事なクリニックの10月の休診日のお知らせから。

昨年同様、10月にクリニックのお休みをいただくことになりました。

平成27年10月21日(水曜日)から23日(金曜日)、クリニックでの診察がお休みになります。
どうかお間違いのないように、ヨロシクお願いいたします。
ハートロッジはせっかくのお休みですから、どこかでリフレッシュでもしてこようかなと思っています。


ところで今回のもうひとつタイトルの"must & have to" シンドロームって?
まあ、ハートロッジのセンセイが勝手に言っているだけなんですが、
センセイが診察室でお話されている方には、「~~しないといけない」と話される方が本当に多いんだそうです。
つまり英語で言うところの"must"とか"have to"というところですね。
きっと皆さんまじめで頑張り屋さんなので、気がつかないうちについつい話されているのでしょうか。

さらにセンセイいわく、
「~~しないといけない」の前に、「ちゃんと」とか「きちんと」とか「しっかりと」という言葉がつくと、とても心配になるんだそうです。

皆さん、本当に大変なんですね。
ハートロッジからすると、「ぼちぼち」とか「ほどほどに」とか、「まあいいかあ」ぐらいの方が、バランスが取れていて良いような気がしますが・・・。
何しろ無理に無理は禁物ですし、特にキャパオーバーの時には尚のことかもしれませんね。
ハートロッジのセンセイは、本当に心配されていましたが、診察の時に、「調子はぼちぼち」と聞くと、なぜかホッとするんだそうです。

スミマセン。ついつい外野から余計なこと話してしまったかもしれません。

そんな訳で、やっぱり秋休みのハートロッジはのんびり、まったりでいこうと考えています。


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# by heartlodge | 2015-10-04 16:52