2012年 04月 25日
今日はとっても暖かな春を思わせる一日でしたね。今朝の朝刊の天気予報欄を見ると、今日のサッポロの街は最高気温が20℃だそうですから、絶好の洗濯日和というか、ビルの外に出たらきっと羽織っているジャケットを脱ぎたくなるぐらいだったかもしれませんね。 さて、今日はハートロッジのセンセイが昔書いた文章を載せてみようと思います。ちなみに、第2弾、第3弾もありますのでご了承下さい。もちろんハートロッジのセンセイには了解済みですがね(笑)。以前センセイはサッポロの南区にあるときわ病院というところに勤務していたそうです。センセイの経歴はクリニックのHPにも出ていますから、もしかしたらご存知の方もおられるかもしれませんが・・・。10年近く同じ病院に勤めていると、いろんな依頼が来るそうで、今回は第1弾として、少々気恥ずかしいのですが、ときわ病院で年に数回発行している「ふつう新聞」に原稿を依頼されてセンセイが初めて書いた文章だそうです。 「最近、思う事」新年号によせて ときわ病院 医師 尹 徳史 皆さん、新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。 先日、看護長さんから突然原稿の依頼がありました。さて、何を書いたらいいものか?困りました。 以前、名寄市立病院で働いていた時にも、原稿の依頼があり、何を書こうかと悩んだ記憶があります。 こういう場合、上手く書こう、皆さんにフムフムと思わせようなんて意気込んで書くと、たいていの場合 失敗するものなんですよね。私の場合、人前で(特に大勢の人の前で)話すのが大の苦手でして、 上手く話そうと緊張のあまり、プレッシャーからよく吃ったり、話の内容が支離滅裂になったり、自分でも 何を喋っているのかわからなくなることがよくあるんです。本当に。ですから、少々前置きが長くなりましたが、 今回は私が最近思うことを気楽に書こうと思います。 (1) 焦らず、ゆっくり、のんびりと 今、相談室のハマダさんやコジマさんと他の先生やスタッフの皆さんの協力を得て、患者さんや患者さんの家族と 病気についてのセミナーをやっています。ちょっと堅苦しいように思えますが、つまり病気について皆んなで 話し合い、病気と上手く付き合えて、普段の生活が少しでもより良くなればといった会なんです。 上手く伝わったかなぁ?その会で使っているテキストの副題が、焦らず、、ゆっくり、のんびりとなんですが、 これってとっても大事だなぁって思うんです。気持ちに余裕がないと、自分の事を見つめたり、相手を 想いやる事は、とても難しくなるように思えるんです。つまり、気持ちの余裕(ゆとり)って大事。でも、なかなか 気持ちにゆとりを持つことって難しいですよね。だから私はいつも焦らず、ゆっくり、のんびりとって自分に 言い聞かせています。最近は、これ以外にも、まぁぼちぼちと、ほどほどに、まぁいいかぁなんていうのも 好きだなぁ。 (2) やっぱり、言葉って難しい。 私達は、自分の考えや気持ちを相手に伝える、つまりコミュニケーションの一つとして言葉を使っています。 でも、これってとっても難しい。何気なく発した言葉が相手を傷つけたり、怒らせたり、悲しませたりする事が よくあります。反対に、相手の何気ない言葉で自分が傷ついたり、腹が立ったり、悲しんだりする事も あります。そんな事を考えると、ついつい、話をするのに慎重になってしまいがちですが、言葉には、相手を ホッとさせたり、元気づけたり、気持ちを穏やかにさせたりすることも出来ると思います。 私達の生活において、言葉は切っても切り離せないものです。そんな事、言われなくても分かっていると 思われるかもしれませんが、大切なことは、言葉にはそういった2つの側面があるということを忘れない事だと 思うんです。 平成15年1月31日ふつう新聞第113号より 今日のBGMはちょっとエキゾチックな音楽です。ハートロッジはこの映画を観たことはないのですが、もしかしたら何かの映画のサウンドトラックかもしれませんね。 #
by heartlodge
| 2012-04-25 21:00
2012年 04月 11日
今日はなんとなく春の始まりを思わせるような細かい雨がサッポロの街には降っていました。といっても、まだまだ寒いことに違いはないので、新調したてのスーツを着込んだ入社ホヤホヤの新人さん達も寒そうにコートの襟を立てて歩いています。もう少し暖かくなるといいですね。きっとお弁当と飲み物を用意して大通り公園のベンチで過ごすお昼休みというのも悪くないに違いありません。ゴールデンウィークを過ぎたあたりには、きっと薄いピンク色をに染まった桜の花も咲き始めるのでしょう。 ハートロッジがスタートして2度目の春を迎えるクリニックの毎日というのは、とくだん代わり映えのしない毎日です。そういえば、窓際に置かれた緑というか植物にも少しだけ新しい芽が出始めていましたよ。きっとこういうことが、ボチボチ、ほどほどにという事なのでしょうか。 1月から来られたハートロッジの受付ジムスタッフ、ノハラさんもすっかりハートロッジのペースに馴染まれたようですから、白衣を着ないセンセイだけでなくハートロッジもホッと胸をなでおろしているところです。まぁ、何よりも等身大で気負わないのが一番いいのかもしれませんから、やっぱり余力を残して6~7割程度がよろしいんじゃないかと。 今日のBGMはジャック・ジョンソンさんです。ハートロッジはサーフィンをしたことがないのですが、サーフボードに乗りながら歌うのってちょっと難しそうです。でも、ちょっと気持ちが良さそうです。 #
by heartlodge
| 2012-04-11 20:38
2012年 03月 25日
もうすぐ4月だというのに、今日もサッポロの街にはチラチラと雪が降っています。この調子だと、なんとなく春の匂いを感じるのはもう少し先になりそうですね。 いつものように午前の診察が終わると、ハートロッジにもお昼休みがやってきます。もちろん、センセイの診察が長引いたりなんかすると、お昼休みが少々短くなったりもするのですが、こればかりは仕方がありません。でも、お弁当と深煎りのコーヒーですっかり空腹のお腹が満たされたりなんかすると、カーテン越しに暖かくて柔らかな午後の日差しが窓から入ってきて、お昼休みのハートロッジにはどこかまどろんだ雰囲気が漂っていたりします。 お昼休みって、やっぱりいいですよね。 そういえば、スペインではお昼休みのことをシエスタというそうです。ご存知でしたか?スペインという土地柄というかラテン系の人柄がそうさせるのかどうかは、ハートロッジは飛行機に乗って行ったことがないのでまったく分かりませんが、とにかくスペインの人はシエスタというお昼休みをタップリと長い時間とるんだそうです。きっと気持ちの良いお昼寝タイムもタップリと長いに違いありませんね。のんびりとしたうたた寝を楽しむゆとりって、ハートロッジは羨ましい限りです。でも、あまりお昼寝しすぎると夜眠れなくなりそうなので、お昼寝タイムは20~30分位がちょうどいいのかもしれませんよ。 さて、午後の3時からは午後の診察が始まります。 少しひと休みしたので、午後のお仕事もマイペースでゆっくりといきたいものです。 今日のBGMはキューバ音楽です。のんびりとした気候のキューバの人たちはスペイン語を話されるそうですから、きっとシエスタを楽しんでおられるのでしょうね。 #
by heartlodge
| 2012-03-25 21:50
2012年 03月 14日
なんだか、ふと気が付くと、もうすでに3月も半ばなんですね。 サッポロの街も道路の隅っこに残っていた雪の山が少しずつ小さくなって、どこか白っぽくなったアスファルトが顔を出し始めています。時々自転車に乗っているヒトも見かけたりして、思わずコートの襟を立てたくなるくらい風もまだまだ冷たいはずなんですが、思わず元気だなぁと思ってしまうハートロッジなのでした。 最近はクリニックの窓から差し込む暖かい日差しを冬よりも長い時間感じるようになりました。 もちろん暖房が入っていますが、今年の冬はクリニックの中が乾燥している感じがあまりしませんでしたし、きっとスタッフの方がこまめに加湿器の水を入れ替えていてくれたおかげなのでしょうね。 クリニックの診療時間のお昼休みともなると、なんとなくまどろんだような思わず眠気が誘われる心地よさです。それにしてもポカポカしたのっていいですよね。やっぱりもうすぐ春だからでしょうか。 ハートロッジは今日も眠たかったです。 #
by heartlodge
| 2012-03-14 22:44
2012年 02月 01日
なにやら寒い日が毎日のように続きますね。おまけに今年のホッカイドウはとても雪が多いんだそうです。きっと来週から始まる今年の雪祭りは雪が少なくって雪像作りに困るということとは縁がなさそうですね。 先日のお昼休み、ハートロッジに見慣れない年配の紳士が来られていました。 そしてクリニックの待合室で、受付カウンターに置いてあったミーナの募金箱の裏蓋の鍵をガチャガチャと・・・。穏やかな笑顔の年配の男性が帰られた後、ハートロッジに置かれてあったミーナの募金箱はすっかり軽くなってしまいました。つまりちょうど1年前に来た時と同じ重さに戻った次第です。 数日後、ハートロッジの郵便ポストに北海道盲導犬協会から一通の郵便が届き、そこには募金へのお礼の手紙と皆さんからの募金額が記されたカードが入っていました。募金額は7712円です。この1年間、募金してくださった皆さん、本当にありがとうございました。 そういえばハートロッジに置かれてある盲導犬協会の募金箱の上に乗っているミーナちゃんですが、これまでなぜかまったく尻尾をヒョコヒョコと振りませんでした。どこか故障でもしているんじゃないかとハートロッジは思っていたのですが、受付のバンドウさんが勇気を振り絞ってかどうかは分かりかねますが、その老紳士におそるおそる尋ねたところ、ただ単に太陽電池パネルに当たる光量が足りなかっただけのようでした。午後の日差しが差し込む窓際に置かれたミーナちゃんは尻尾をヒョコヒョコと元気よく振っています。どうしてなのかさっぱり分からなかったハートロッジは謎が解けたような気分でホッとした次第です。でも、相変わらずミーナちゃんは受付カウンターに置かれているので尻尾は振ってくれませんが・・・。まぁ、大したことはない話ですね(笑)。 新しい受付ジムのノハラさんが来られて2週間が経ちました。それにしてもなにやらバタバタと慌しくって、あっという間の2週間です。受付ジムのお仕事はまだまだビギナーで不慣れなことがありますが、皆さん宜しくお願いいたします。ちょっと頑張り過ぎるところが、ハートロッジとしては心配なところなのですが・・・笑。まぁノハラさん、ボチボチといきましょうね。 あと、1月から大通り11丁目こころのクリニックのオオハシさんが受付ジムの応援に来てくださいました。経験豊富なオオハシさんが応援に来て下さったおかげでハートロッジの受付ジムも何とかスムーズに動いています。オオハシさん、ハートロッジのセンセイに代わりまして短い間ですがよろしくお願いしますね。 ビルの中に長い間いると、なぜがむしょうに夜空が見たくなることがあります。そんな訳で本日はこんな動画でもいかがでしょうか・・・笑。 #
by heartlodge
| 2012-02-01 21:03
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アバウト
「ハートロッジ メンタルクリニック」 それは札幌市の中心部、電車通りに面したビルの一室にあるとても小さなメンタルクリニックです。そんなクリニックの日々のことなどを写真とショート・エッセイで紹介します。 by heartlodge Links
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