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ハートロッジ メンタルクリニック

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2012年 04月 30日

ゴールデンウィーク前半

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今年のゴールデンウィーク前半は天候にも恵まれて絶好のおでかけ日和になりましたね。サッポロの街はまるで初夏のような暖かさでしたから、きっとこの気温ならサクラの花のつぼみも一気に膨らんだことでしょう。

なんとなく緊張感が抜けて、しぼんだ風船のようにユルユルの今日この頃です。でも、クリニックは暦どおりに開いていますから、ハートロッジは明日から2日間またお仕事です。そろそろお仕事モードに気分を切り替えないといけないかもしれませんが、お休みが長いとなかなかこれが難しくって・・・笑。

先日、通院されているあるカンジャさんと、こんなお話で盛り上がってしまいました。それはどんなお話かといいますと、家庭菜園のミニトマトはどうやったら沢山の赤くて甘い実をつけるかというお話です。ちなみにその方の家庭菜園では毎年めっぽう赤くて美味しいミニトマトがたくさん収穫できるそうなんですが、ああでもない、こうでもないと、いろいろとアドバイスを受けたのですが、結局のところ、やっぱりなんといっても肥料が一番大事でしょうというお話になったのです。もちろんここで終わるハートロッジではありません(笑)。フムフムとうなずきながらさらに詳しくお伺いすると、堆肥には鶏糞、牛糞、馬糞といろいろあるそうなんですが、やっぱり肥料の中では馬糞が一番いいんだそうです。そんな訳で、今日はさっそく近くのホームセンターに足を運んだわけですが、確かに肥料コーナーにはたくさんの堆肥が並べてあり、じっくり見比べているとパラパラとした鶏糞が一番安くて、なんとなく存在感のある馬糞が一番お値段が高かったのです。
もちろんアドバイスの効果もあって、今年は馬糞の堆肥を一袋買ってきたんですが、ハートロッジにはちょっと気になることが・・・。それは堆肥がいっぱいに詰められた袋のパッケージに書かれた「臭いがしない」という文字。そして、なぜだかその他に並べてあるもの中には「臭がしない」という文字がない堆肥のパッケージも。えっ、ということはやっぱりあの臭いがするんですね・・・。おまけに「臭いがしない」の方がお値段もちょっと高めです。もちろん今日ハートロッジがホームセンターで買ってきた馬糞の堆肥は、「臭いがしない」という表記のあるものの方でしたよ。でも、まだ堆肥の袋は開けてはいないので、真相は分からずじまいですが・・・笑。


前回に引き続き、今回はハートロッジのセンセイが昔書いた文章の第2弾です。前回はときわ病院の「ふつう新聞」からでしたが、今回はときわ病院の文集「春風」にセンセイが初めて書いた文章です。平成17年ですから、ちょっと古いかもしれません。


「巻頭言」
                                         医師  尹 徳史

 ずいぶん前に、デイケアの看護長さんから春風の巻頭言の原稿を頼まれたが、なかなか書けず
やっと今日書こうとしている。週末にデイケアメンバーの方からも「先生、ひとつ頼みますよ」と言われ、
さらにプレッシャーが掛かってしまった。元々面倒臭がり屋なうえに、文章を書くなどといった苦手な事は
後回しにしてしまいやすいものぐさな性格なものだから、困ったものである。昔から何とかしなければと
思いながら、ズルズルとこの年齢にまで来てしまった。こんなことを書きながらも、まだ何を書こうか
迷っているし、何とか書かずにすませないかと思ったりもしている。本当に往生際が悪いと自分でも
思うのだが、こんな性格も、まんざらではないなどと思ったりもする。まぁ、とりあえず、最近思う事や、
感じた事を気ままに書いてみようと思う。

 いつも、新聞には目を通すようにしているが、最近は戦後60周年の文字をよく目にする。紙面では、
戦争を体験した人達の悲惨な体験や、戦場という究極の状況で、人としての理性や人間性が失われて
いく様が語られている。このような体験が語り継がれる事は、同じ事を繰り返さないためにもとても大事な
事だが、歴史を振り返ってみても、同じ様な悲しみが繰り返されている。60年という月日が経ち、体験を
語る人達の高齢化が進み、世代が変わると、やはり悲しみや教訓は風化していってしまうものなのだろうか。
感覚が麻痺し始めていると痛感する。

 今まで何とか歯止めがかかっていたというか触れることがタブーとされていたのだが、最近はここぞ
というかの様に、憲法改正の話が持ち上がっている。国旗・国歌の強制にまつわる話題、イラクへの
自衛隊派兵や人質問題、それに北朝鮮問題のメディアの取り上げ方など、とてもきな臭いというか、
この程度では終わらないような感じがするのは私だけであろうか。戦前にもこういった兆しや動きが
あったのだろう。私たちは、知らず知らずのうちに、繰り返されてきた悲しみや憎しみの連鎖の中に
取り込まれているのかもしれない。もし、私や私の家族が、戦争に巻き込まれ犠牲者になったとしたら
どうなるのだろう。怒りや悲しみに溢れ、平常心ではいられない自分を想像する事は簡単である。だったら、
そうなる前に声を上げるか語るしかないと思う。私達は様々なものから影響を受けている。特にテレビや
新聞といったメディアからの影響は大きい。毎日のように様々な出来事が起こると、一つの事をよく考えない
うちに次の出来事が起こってしまい、忘れ去られてしまう。そうなると、強引かもしれないが、感情的な
判断をしてしまいやすいのではないだろうか。

 世の中には様々な意見や考え方があり、その多様性を認められる寛容さが大切だと思うのだが、
最近はそのバランスが崩れかかっている様に感じる。つまり、自由にものが言えず、排他的な雰囲気が、
漂い始めている。

 ニューヨークのある小学校で、先生が生徒に世界が平和になるにはどうすればよいだろうかという質問を
したそうである。色々な意見の中で生徒の一人が、自分の周りの人、数人に優しく親切にすれば、それが
広がっていって、世界が平和になると答えたそうだ。簡単な事の様に思えるが、実は意外と難しい事なの
かもしれない。

 気ままに書こうと思ったが、また長くなってしまった。色々な御意見があると思うが、是非とも寛容な
気持ちで読んで頂ければと思う。

                                     平成17年5月発行 文集「春風」第18号より


もしかしたらどこか外国の天体観測所なのかもしれません。天の川にちりばめられた星達。こんな星空っていいものですよね。
それにしても、こうやって早送りで観ると、電波望遠鏡がまるでダンスか何かを踊っているようです。



by heartlodge | 2012-04-30 18:17


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