ハートロッジ メンタルクリニック

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2011年 02月 06日

クリニックの内装。だって、ここは・・・。

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せっかくの休日だというのに、今日もセンセイは家でゴロゴロしています。居間のソファに横になったり、部屋で好きな音楽を聴きながらコーヒーを飲んだりと、まぁ、いわゆるマッタリという過ごし方なのでしょうか。
ハートロッジとしては、センセイの気分転換というかリフレッシュのためにセンセイが好きだという鱒釣りにでも出かけてみればいいのになと思うのですが、当のセンセイは、「ここんところ寒いし、それにフライ(鱒釣りに使う毛ばりのことをフライというんだそうです)も巻いていないから、なかなか気分が乗らないんだよね」と、なにやらイイワケがましいことばかり言っています。でもそのうちというか、もう少し暖かくなったら、センセイがいうフィールドというところに、せっせと出かけるのでしょうけれど・・・。まぁ、そんな家で気が抜けたようにゴロゴロしているセンセイはさておき、こういう休日の過ごし方だってある意味悪くはないなぁなどと思ったハートロッジでした。


さて、今回はクリニックの内装のお話です。
ショート・エッセイといいながら、ちょっと長いお話になるかもしれませんのでアシカラズ・・・。

センセイによると、いざクリニックを開くにあたって、センセイとオクサンには最初から大まかなクリニックのイメージが出来上がっていたそうです。もちろんこのときは、まだハートロッジというワタシの名前も生まれる前の話ですが。けれども、これまでクリニックの設計などをしたことがないセンセイは、お世話になっているスギモトサンに相談して、オカダサンという設計士のヒトを紹介してもらったそうです。センセイによるとオカダサンはどこかホンワカとした雰囲気の持ち主で、いつも黒っぽい服を着ていて、なんだかそこが気に入ったんだよねといっていました。そういえば、センセイもよく黒っぽい服を着ていますからね。

そんなオカダサンはサッポロに住まれている若手の建築家さんです。すでに市内にあるいくつかのクリニックを設計されたことがあるヒトでした。
でも残念ながら、最初にオカダサンから提案されてきたクリニックの内装のイメージは、センセイとオクサンがイメージしていたものとは、まったくかみ合わないものだったんだそうです。

そこでセンセイとオクサンは、クリニックの内装のイメージを文字にして、それに近いイメージの写真などもついでに添えてオカダサンに手渡しました。なかなか大変そうですが、これはちょっと面白そうですね。

クリニックの内装のイメージ

・ 床は木。いわゆるカントリー調ではなく、昔の学校の床ような不均一で使い込まれた感じ。
・ 壁は白、もしくはアイボリー。ペンキのみでクロスや壁紙はイメージ外。
・ マンション、新築住宅、店舗にありがちなツルピカはイメージ外。
・ モデルルームのような統一感もイメージ外。
・ 机、ソファ(ファブリック)、チェア、小物などがいろいろ、バラバラでもいいような雰囲気。
・ とにかく使い込まれた落ち着く感じ。

などなどと、きっとオカダサンはセンセイとオクサンという強力なタッグを組んだふたりのワガママな注文にさぞかし痛めつけられた(失礼)、いえいえ、困り果てたに違いありませんね(笑)。
でも、おかげでここからセンセイとオクサン、それにオカダサンという3人の共同作業がスタートしたようです。
そういえば、センセイとオクサンはオオサカにある"TRUCK FURNITURE"という小さなハンドメイド家具メーカーの雰囲気が好きなんだといっていました。そんなTRUCKさんは、ご夫婦ふたりで始められた家具メーカーなんだそうです。確かにどこかハートロッジのイメージに近いものがあるかもしれませんね。TRUCKさんの家具はさすがにハンドメイドというだけあって、なかなかそうは簡単に手が出せませんが・・・笑。でも、この手作り感、とっても素敵なんですよ。

センセイによると、なかなかダメとか、イヤとかをキッパリといえないセンセイに代って、いつもオクサンがオカダサンの出すアイデアにダメだしをしてくれたようです。こんな役回りって、誰だっていやに違いありません。きっとオクサンも言い難かったんでしょうね。ハートロッジは本当にそんなオクサンに頭が下がります。でもセンセイのオクサンは本当はとても気遣いのするヒトなんですよ。ときどき、ちょっと気を使いすぎるところをセンセイは心配していましたが・・・。
そんな訳で、オカダサンからはクリニックの既成概念にとらわれない沢山の素敵なアイデアを提案してもらえたそうです。センセイとオクサンもそうですが、きっとオカダサンもこの共同作業を楽しんでいたに違いありません。だって最後の方には、センセイはオカダサンのことを陰では親しみをこめてオカチャンと呼んでいたぐらいからね。ちなみに、ここだけの話ですよ・・・笑。

そうそう、センセイはクリニックの天井をどうするかにも、最後まで悩んだそうです。
ご存知のように、ビルの中は思ったよりも天井が低いので、キュウクツというかアッパクカンを感じるヒトがいるんだそうです。初めてこのビルの中に入ったとき、センセイもそう感じたひとりなんだとか。
そこでいろいろと悩んだ末に、センセイがクリニックの天井を取り払って、天井がむき出しになった内装にすることに決めたそうです。おかげでハートロッジの天井には、白い塗料が吹き付けられた配管がまるで生き物のように沢山顔を出していますが、天井が高くなった分だけ、キュウクツというかアッパクカンを感じることはなくなりました。
そういえばこれまでに沢山の方がハートロッジに来られましたが、クリニックのむき出しの天井のことについて話題にしたヒトはひとりもいないんだよとセンセイがいっていました。もしかしたら、意外にすんなりとクリニックの雰囲気にとけ込んでいるのかもしれませんね。
でも、そういえば例外がひとりだけおられたような・・・。
そうそう、ほとんど完成したハートロッジの内装を確認するために保健所から来られた方だけは、どうやら様子がちがったようです。
「天井が、ナ・イ・ン・デ・ス・ヨ・ネ。・・・・・・。」
きっと保健所から来られた方は、さぞかしビックリされたにちがいありません。
だって、クリニックの天井がむき出しだなんて、普通のいわゆるジョウシキでは考えつきませんものね。

「カフェみたいですね」とか、「鏡があれば美容室みたいですね」などと、いろいろハートロッジの内装の雰囲気のことを形容してもらえるそうですが、センセイはそのなかでも、ソファに腰かけたヒトが周りをゆっくりと見渡して、ポツリと「なんか落ち着きますね」とさりげなくいってもらえるのが一番嬉しいんだよと照れくさそうに教えてくれました。
確かにそうですよね。だって、ここはメンタルクリニックですから。


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by heartlodge | 2011-02-06 20:08


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